今日の抜歯再植術シリーズ68.01

   

40代女性、左下5、穿孔、Per、ブリッジ脱離

歯医者は患者が歯が痛いというと、神経を取って、ポストを入れて、冠を被せるという一連の治療行為をすることが正しいと思っているが、

現実は厳しい。いろいろと上手くいかないことは多い。

矢印部分はポスト形成時に穿孔させてしまったが、もちろん意図的にしているわけではない。僕もやってしまったことはある。この場合の穿孔の原因は歯根が湾曲しているからで、しかもこの歯根は通常とは逆方向に湾曲している。そういうことは実際には歯根は見えないので分かりにくい。抜歯してみて初めて判ることだ。

しかし、こんなことをしないためにCTを撮り歯根の3次元的な構造を把握しながらの処置ができるか?というとコストの制約上できるわけがない。というのもこの作業には少なくとも保険診療では診療報酬点数がない。要するに無料でしなさいということだからです。

血液や炎症性組織を除去すると穿孔が見えてくる。

つづく

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