歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の矯正シリーズ23 (2)

2017/03/20
 
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yarnamさん、本文を書き込む前に早くもコメントを入れていただきありがとうございます。
僕はちゃんとした絵を描いたことがないので、下塗りと最後の一筆の関係を理解できていないのかもしれませんが、
矯正も経験を積んでいくと、仕上がりとその行程が見えてくるようになります。後は頭の中にある仕上がりイメージに向って力のコントロールを調整していくだけです。もしかしたら、同じかもしれませんね。

「ささえるもの」と「ささえられるもの」は相対的なもので、どちらがどうとはいえないとは思いますが、
経験的な感覚からいうと、「ささえるもの」=歯茎(歯周組織)で、「ささえられるもの」=歯牙ではなくて、
その反対と思っている歯医者の方が多いかもしれません。
矯正の場合、歯牙を動かすと歯周組織が後からついてくるような印象があります。

・・12歳男子。
この子の弟です。
http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201201150001/

家族性に上顎劣成長の傾向があり、お姉ちゃんは下顎の小臼歯を抜歯して上下のつじつまを合わせました。

弟君はお姉ちゃんより状況は悪く、上顎6番も1つ前のEの遠心根に引っかかって、出て来れなかったり、Eの歯根が吸収されて、早期に抜けてしまったりしました。

それらの歯を無理矢理引っ張り出したり、歯根が無くなって早期に抜けてしまった歯の隙間を代替永久歯が萌(は)えてくるまで確保し続ける為に、
小学校に上がる前からブラケット&ワイヤーを付けっぱなしです。
本人は慣れているのでしょうが、こちらがかわいそうに思えてしまいます。
この辺りの状況も過去の画像を整理してお見せする機会があるかもしれません。

乳歯は全部抜けたので、しばらくブラケットは残したままワイヤーは外して様子を見ていましたが、
今日は左上3が自力では萌えてこれないと判断して、014″のワイヤーを装着しました。
コイル付きTループです。もしかしたら歯学部では習わない方法かもしれません。
Uループを全部の歯間に付けて、少し歯列を拡大します。
Tループが歯肉に食い込んで痛いというので、紙片を挟んでいます。

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