歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療その93

2017/03/20
 
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20代女性。左上4、治療途中。
3日前、露髄した歯を他院にて神経を取る治療を今度するといわれて、それならうちに行けという人がいて、うちに来院。
最初から来ていれば、予後はもっとよかったと思うが、しかたがない。
妊娠7ヶ月で、長時間の治療が困難、途中で嘔吐しそうになった。こちらも半立位で中腰での作業、疲れた。。

前医では、セメントで仮封されていたが、ダツリしていて、簡単に外れた。
中には小さな綿球が入っていた。麻酔は使っていないそうなので、ペリオドンで失活させようとしていたのか?
窩洞内面を触ると知覚があるようなので、そのままα-TCPセメントでCR充填した。
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咬合調整は軽くカーボン紙で印記して、中心溝の設定から。
ABの2点コンタクトが基本、口蓋側が点状コンタクト、頬側はロングコンタクト。
矢印の頬側咬頭はやはり犬歯誘導を尊重しながら調整する。
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犬歯誘導の調整は天然歯でも容赦せず削合する。
この4番は側方運動時に強く咬頭干渉する。
側方運動でロングなコンタクトを抜けると、犬歯(3番)の接触があるのを確認しながら、
4番の頬側咬頭が当たらないように調整する。
このように、ムシ歯になる歯は過度の干渉がある歯のことが多い。
患者の長期的な予後を考えた調整は重要だと思う。
これをしないとまたすぐに2次カリエスになるかもしれない。
この歯だけの強度を考えてクラウンにしても過剰介入になるだけで、返って歯の寿命を短くしてしまう。
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