今日の抜歯再植術シリーズ71.01

   

70代男性、左下7、Per、歯根分岐部が腫れて痛い。

前回のつづきです。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-23405/

この方も外傷性咬合の持ち主で、若い時から歯ごたえのあるものを好んで食されるようでだ。
歯科のトラブルを抱えている方は外傷性咬合の持ち主が多いのは事実だ。

半年程前から急に悪くなって、分岐部病変の急発を繰り返された。

抜歯歯牙の歯根分岐部の細菌のコロニーを清掃すると、根管充填材が見えている。
要するに穿孔していた。抜歯しない状態では根管充填材が2つ見えるだけで、穿孔には気がつかない。

穿孔が分岐部病変の最初のトリガーになった可能性はある。

舌側(反対側)の遠心歯根面は肥厚したセメント質の表面は赤褐色物質で覆われている。色調からしてFeSなどの細菌産生産物の鉄化合物だと思われるが、要するにこの部分は歯槽骨に歯根膜を介して接着していなかったことを示している。

タービンにラウンドバーを付けて綺麗にした頬側。根尖も開拡している。

同舌側

○ーパーボンドで充填、頬側

同舌側

つづく

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