今日の充填治療377(超初級編)

   

20代女性、右下6、インレーダツリ後放置

わざわざメタルインレーにする必要性はないと思われるケースなのだが、
大人の事情でメタルインレーになるという、理論的、合理的には解釈できない事象ですw

多分僕なら削ることもないかもしれない。せいぜい部分的に削ってCR充填で済ますかもしれない。でも、インレーにして多少とも点数を上げるとか、歯科技工士の仕事を確保するとか、そんな事情はあるかもしれない。患者にとっては余計なこと、しては欲しくはなかったことかもしれないが、歯科医療体制を維持するためには必要だったのかもしれない。
これを一概に否定することはできないが、これが業界の実情だということは言っておきたい。僕ももちろんこの業界の現実から完全に脱却できているわけではないと思う。
患者としては、こんなことにならないように気をつけねばならないのだが、その方法論は確立されていない。虫歯の成因すら解明されていないので、予防方法ももちろん知られていない。せいぜいフッ素塗布とか、歯磨きを頑張ろう、、とかその程度だが、それすら誤っている。理論的な根拠はない。70年以上前の怪しげな疫学調査に基づく論文があるだけだ。

本当の虫歯の成因を知りたい方は「虫歯の電気化学説」というカテゴリーを参照していただきたい。

充填前

綺麗にした後。黒色物質は虫歯ではない。FeS(硫化鉄)という細菌の代謝産物でドブの色と同じものだ。

http://www.biochemeng.bio.titech.ac.jp/research/biofilm/mic/mic.html

虫歯は細菌感染症だという思い込みを世界中の歯医者は持っていて、虫歯を完全に除去しないと再発すると思っているがその理論的根拠はない。何気なく信じているだけだ。実際にも虫歯はα-TCPセメントで覆罩すれば再硬化する。

α-TCPセメントで覆罩

CR充填後

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