歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療その103

2017/03/20
 
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20代女性、左上7、メタルインレーダツリ、自覚症状無し。
グラスアイオノマーセメントで下地が造ってあったが、カリエスがあったので全部剥がした。無麻酔。
α-TCPセメントで裏装してCR充填。
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タッピングさせてカーボン紙で印記して、これを参考に中心溝を決める。
ABコンタクトを設定するが、接触圧はA>Bだ。Cは積極的には当てないが、当たるとすればA>B>Cだ。
全部均等に当てると外傷性咬合になり易い。生理的動揺の範囲で咬合時に歯牙は動くので、その分の遊びが必要だ。
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タッピングさせている時に気が付いたが、左側の顎関節からクリック音が聞こえる。
反対側(右側)の中心咬合位でタッピングさせてみると、4番5番6番の頬側咬頭が接触している。
上顎右側の歯列が内側に凹んでいるのでこういうことになっているのだが、もちろん正常?咬合ではない。
いわゆる正常?咬合であろうとなかろうとそれがその人なりの咬合なので、
この咬み合わせでどうにか機能するようにするしかない。
メタルインレーやクラウン装着時に機能性を考えた咬合調整をされた形跡がない。
こういうケースは多くて、調整セットした歯医者が微妙に顎が滑るのに気が付かなかったのだろう。

2カ所早期接触があったので、そこに当たって、さらに下顎が左に流れるようだ。
そうなると、顎関節が後方に押され、関節円盤が前方にズレ、それが戻るときにクリック音が聞こえる。
下顎の運動にも引っ掛かりがありスムーズではない。
早期接触を削合し、さらに左上7を正常が顎位に合わせて調整して、
下顎の開閉がスムーズになることを確認して終わった。
患者は顎の動きがスムーズになったと喜んでいたが、経過観察が必要。
下顎の動きが変わると、別の早期接触が出てくることはよくあるからだ。
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