今日の充填治療その106
2017/03/20

A子ちゃんのつづきです。
http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201209140002/
元の歯並びに合わせてCK(メタル修復物)が作られているので、
当然ですが、新しい歯列には個々の歯のCKの形状がマッチしません。
寝ている時の歯ぎしりや喰いしばりの症状が出ているようですので、
CK(メタル修復物)を外して新しい咬みあわせを作る作業に入ることにしました。
ブラケットが付いていないCKから外していきます。
今日は右上7番のメタルインレーから。
深めの窩洞形成でしたので、削り取るのにも時間がかかりました。
辺縁付近には隙間ができていて、黒色物質が付着しています。
この物質を採取しましたので、分析したいと思っています。
もしこの黒色物質がFeSなら希塩酸をたらすとH2Sガス(卵が腐ったような匂い)が発生しますので、簡単に判るはずです。
後はふつうにきれいにして、α-TCPセメントでライニングしてCR充填しました。
咬合調整はまだ暫定的です。
この右上7の咬合接触は弱いので、とりあえず向かって右の右上6番のメタルインレーを調整して、
7番のCコンタクトを接触させました。