今日の何やっているの?シリーズ334.02

      2017/12/27

20代女性、左下7、咬合痛+

咬合性の外傷で、クラックが入り虫歯になる典型的な症例だが、
なかなか本人の自覚がないことが多い。
それは無意識でやっているからだ。

成人の虫歯の多くは咬合性外傷がその原因であることが多い。
というか、ほとんどそうだと言ってもよい。

それだけではなく、歯周病や従来的な歯科治療を散々やって、咬合崩壊が近い人もやはり咬合性外傷がそのバックにあることが多い。

こうして見ると、口腔内のトラブルを抱えて歯医者に通院する方はみんなそうだということになる。
このことを考えながらケアしないと、従来的な歯科治療を繰り返すだけでは無歯顎(総入れ歯)になるのを早めるだけだと思う。

この方も以前からナイトガードの装着を勧めていたのだが、していないことが多々あったそうだ。

咬合性外傷によるクラック(ヒビ)は近遠心的に入る。前後的に入るということだが、その理由はここにイラストを描いている

充填済みのCRにも、もちろんクラックは入る。

クラック部分を取り除いて見ると、幸い深部にはクラックが及んでいないようだったので、

CRで再充填して

補強冠の形成・印象をした。

歯科的にはこの程度の対症療法しかできない。
リラックスできるような漢方薬を出してみたこともあるが、効くのかどうかよく分からない。
ジェネリックの漢方薬も出てきているようだし、もう少し薬物療法?も研究してみたいと思う。

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