今日の充填治療その110

      2017/03/20

20代男性、左下6、遠心カリエス(ハセツによる?)、自発痛+。

初診時は窩洞を清掃して抗菌剤入りα-TCPセメントと水硬性セメントで仮封して痛みが治まるかどうか経過観察。

横になった親知らずが押している。7番がカリエスにならないうちに抜歯した方が吉。

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露髄させないように窩洞周囲の軟化象牙質を集中的に除去して接着面を確保する。
無麻酔で痛みを感じるようになったら止める。
軟化象牙質は全部除去する必要はなく、乾燥できる程度ならそのまま残しておいてもよい。また固まります。
α-TCPセメントで覆髄して、CR充填した。CR充填が最も辺縁封鎖性は良いと思う。トラブルも分かりやすいし。
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充填直後
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充填部のカーボン紙での印記部位は対合歯の左上6の遠心口蓋咬頭が当たるので、
咬頭の形状に合わせて、中心溝を付ける。
すると左下6の近心辺縁隆線が当たり出したが、両側の5番と7番には当たりがない。
要するに6番だけが高い。親知らずが押しているので、挺出したのかもしれない。
仕方がないので、両側の5番7番が当たり始めるまで、6番の近遠心の辺縁隆線を削合した。
下顎の頬側の中心咬頭が対合の上顎6番の遠心窩に3点で当たっているのが分かると思う。
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上顎の遠心口蓋咬頭は充填部に噛み込んだ状態になっていたようで、下顎6番の遠心辺縁隆線の形態がおかしくなるので、削合した。
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 - 今日の充填治療シリーズ, 削らない・抜かない歯科治療