今日の充填治療383(上級編)

   

40代女性、右上7、遠心隣接面カリエス、自覚症状ー

黒くなっているのはFeSで硫酸塩還元細菌の代謝産物。これはH+イオン伝導を妨げるので、虫歯の進行は抑えられる。
黒くなっていたら、ラッキーです。

7番の遠心は直接見えないので治療自体が難しい、だから上級編にしました。
ほとんどの歯医者さんはCR充填は諦めると思う。

エナメル質を少し開拡して、

辺縁のみ新鮮象牙質を確保した。ここまで麻酔は必要ない。

2歳児を局所麻酔で死なせた歯医者がいましたが、そもそも虫歯治療に麻酔が必要なケースは非常に少ない。なぜなら虫歯を完全に取る必要はないからだ。虫歯はα-TCPセメントで再硬化するので、辺縁封鎖性が担保できればそれで良い。

世界中の歯科医師は虫歯は細菌感染症で、虫歯を取り残すと再発すると思い込んでいるが、とんでもない思違いだ。
虫歯は電気化学的なハイドロキシアパタイトの腐食で、無機的な金属の錆・腐食と同じカテゴリーに属する。
細菌感染症ではない。

α-TCPセメントで覆罩して

CR充填した。ストリップスは使っている。

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