今日の何やっているの?シリーズ370

   

80代女性、下顎骨骨髄炎、左下5番部腐骨形成

ビスフォスフォネートという骨粗鬆症や骨への転移癌などによく使われる薬があって、骨が感染しやすくなるという副作用というかトラブルが起こることがあります。

顎骨骨髄炎などのトラブルが顎骨に起こりやすいのは歯周組織の中の1つに歯槽骨があり、口腔内細菌による感染が歯周組織を介して顎骨に及ぶからです。

ビスフォスフォネートは骨を固く、例えていえば、触った感触が軽石のような感じで、骨が完全な無機質のように変質してしまいます。

5番が外傷性に自然脱落した時に感染が起ったらしく、なかなか治癒しないで排膿していたので、洗浄だけで経過観察していましたが、

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明らかに腐骨を形成しているように見えました。

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これ以上の経過観察は危険と見て、隣町の大学病院の口腔外科に処置を依頼しました。

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術前

術後
4番も抜歯になり、顎骨は削られていました。出血するまで腐骨周りの顎骨を除去したそうです。

偶然ですが、ここの口腔外科の教授は僕が学生の時に習った先生でした。
当時は「鬼のK」先生と呼ばれていましたが、ご本人から今は「仏のK」だから。。と訊かれもしないのに、おっしゃいました@@; 気にしていたんだ。。

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