今日の充填治療388(初級編)

   

40代女性、左上21、急性漿液性歯髄炎?

美白の為にある種の漂白剤を歯牙に塗ると、冷水痛、咬合痛など、歯髄炎とも歯根膜炎ともつかない激烈な症状が出ることがある。
クラックやCR、アマルガム等の充填材料の接着剥がれや隙間から漂白剤の酸性の刺激成分が染み込んで歯髄症状を引き起こすと思われる。

下手をすれば歯髄壊死する可能性があるのでお気をつけください。

今回、充填材料に隙間等があると思われるので、再治療することにした。

CRの接着剥がれ、クラックはもちろんだが、アマルガムは薬剤が染み込むに十分な隙間が元々あるので、要注意だ。もちろんセメント合着のインレー等も危ない。

2番は覆罩セメントが無かった。
漏洩があっても覆罩セメントがあれば持ちこたえたかもしれない。

今回はα-TCPセメントで覆罩した。

CRは十分に吟味されたボンディング材を使用すれば、すべての充填材料の中で最も辺縁漏洩が少ない。

CR充填後

 - 今日の充填治療シリーズ, 削らない・抜かない歯科治療