後天性開口4

   

20代女性、右上7咬合痛+

開口は先天的に顎の形や咬筋の付着位置が良くなく顎変形症という病名が付くような症例ばかりではなく、
後天的にも開口になる人はたまに見かけます。でもそれほど多いわけではありません。

見てもよく分からないが、なんとなく最後臼歯の咬合圧が強い人から、明らかに前歯に隙間ができる人までその程度は様々です。

見た目は開口とは言えないが、なんとなく最後臼歯の咬合圧が大きく虫歯や歯周病の悪化、歯牙が沈下したり歯牙破折に陥る方はかなり見かけるような気がします。

その原因を大きく分類すると、

1、顎骨の大きさより歯牙の方が大きい場合。

2、咬筋の過大な緊張(噛み締め等)により、最後臼歯の7番を支点にして関節円盤が沈み込むまたは顎関節頭が後方に変位する場合。

1 の例として、
a、前歯の叢生の歯列矯正を非抜歯で行うとよく経験します。
b、うつ伏せ寝、頬杖等により歯列が狭窄して、顎骨の大きさが相対的に小さくなる場合。
c、噛み締めなどにより緊張した咬筋が上顎臼歯部の歯列を狭くしてしまう場合。
d、親知らずが生えてきて、それより前方の歯牙を押す場合。

これらが複合している場合。

今回の症例は最後の1のdのケースではないかと思われます。

2018/03/17

2年前には親知らずは萌えてきていませんでした.

2016/07/06

 - 削らない・抜かない歯科治療, 外傷性咬合