歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日も野戦病院シリーズ1

2017/03/20
 
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まあ、このシリーズを見て真似してみよう、、なんて思う方はもちろん自己責任でやってください。

残念ながら、もうすぐあちこちの国で(もちろん日本も)財政が破たんし、今まで当然受けられると思われていた医療サービスが受けられなくなります。
これは資源エネルギーの減耗とリンクしているので、避けられません。

これからはシェールガスの時代が始る、、とかはしゃいでいる向きもありますが、
あれは頁岩という岩石の岩盤の中に、水や化学薬品を高圧で注入するという地下水脈を汚染する可能性が極めて高く、
じわじわと人間が自分で自分の頸を締めていく危険な方法で天然ガスを採取するものです。

僕はとうとうそんなものに手を出さざるを得なくなったか、、という感想を持ちます。
技術が進歩したな、、とは思いません。

第一、日本にはシェールガスはありませんし、
身を切って得られるガスを日本に回してやろうなんて思う奇特な国があるんでしょうかね?
あったとしても、いざとなったら切られます。

まあ、そうなっても、今まで予防から漏れて歯科治療をしまくった患者もたくさんいるわけで、
痛くなってどうしようもない症例もあるわけです。

今までの時間やコストのかかる治療が困難になったとき、その場でなんとか痛みを止めて、最小限の治療をしないといけなくなる、そういう時代を見据えての治療方法だという想定ですが、これで何年も無問題で経過する経験をたくさんしているわけではあるのです。

このシリーズは今日の充填シリーズの一部のはずですが、特に今までの歯科医療の常識とはかけ離れた症例をアップしてみようと思います。

19歳男子、左下6、化膿性歯髄炎。自発痛++。
この子は1年ちょっと前に痛みがあって充填治療をしたものの、
昨日また痛くなったので再治療した症例です。

CRを除去してみると、前回治療した時のα-TCPセメントが一部変色しています。
辺縁漏洩があったものと思われます。
セメントを除去すると、ものすごい排膿です。

ひとしきり膿が出た後で、髄腔に切削バーを入れると痛いというのです。
まあ、どうかと思いましたが、根部歯髄は生活していると判断して、
抗菌剤添加α-TCPセメントを髄腔に載せて、再CR充填しました。

3日経過しましたが、痛みは収まっているようです。

化膿性歯髄炎で神経を取らないというのは従来の歯科医療的には有り得ない、
歯科医師国家試験に落ちるレベルですが、
臨床的にはあるのです。

この症例を神経を取って冠を被せるという従来の方法では、10倍近いコストと時間がかかります。
歯科医療機関が野戦病院化する最悪の事態ともなれば、CR充填で終わるという選択枝しかなくなるかもしれません。

今回は遠心の隣接面カリエスも同時にCR充填しました。

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