「寝相」が悪いと歯並びが悪くなるシリーズ5(ディープバイト症例)

      2018/04/17

14歳女子(当時)朝起きたらいきなり口が開かなくなって、
大慌て、、
うちが休みだったので、
4軒歯医者を回ったが、治らなかったそうだ。

この子は小さい頃からうちで予防管理していたので、
気にはなっていたのですが、

典型的な顎関節症です。

この子の場合は、
顎関節内の関節円盤が関節内に戻らなくなってしまった状態です。

このように下顎が後方に押しやられ、
いわゆる後方強制位になっている。
これでは顎関節にストレスが集中するはずだ。

別の歯医者では、
上顎前突(出っ歯)なので、抜歯矯正を薦められたそうだ。
よくありがちな誤診ですね。
これでは悪化することはあっても治りません。

この時の続きです。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-1208/

・・・見た目から言うと、ディープバイト(過蓋咬合)なのですが、
その実態は下顎の後方強制位、下顎が後ろに押された状態でしか噛めないということです。

ではなぜ、下顎が後退するのか?という理由はまだ定説はない。その実態はまだよく解っていないというのが現実だ。

最近寝相が悪い子は例外なく歯並びが悪くなるという事実に気がついて、下顎後退位によるディープバイトも寝相によるのではないかと考えるようになった。
うつぶせ寝(横向き寝含む)すると、頭の重さにより上顎の幅が狭くなる。下顎の奥歯の幅はむしろ広くなるので、ちゃんと咬もうとすれば、下顎は後退せざるを得ない。
また、うつぶせ寝により下顎が後ろに押されてしまうのかもしれない。

この説明は歯医者でも慣れていないと理解するのが難しいかもしれないが、よく考えて欲しい。

以下のように正常咬合させようとするなら、上顎の臼歯部の幅は広げ、下顎の低くなっている臼歯部は挺出させる必要があることが分かる。

2011/02/15

上下歯列にブラケットを装着して、

2011/03/04

この状態を目指す。

約1年後、臼歯部の隙間は埋まった。

2012/04/25

ブラケットを外し、

2012/08/22

後戻りしないように、寝相に気をつけるとともに保定装置を装着し

3年後。
少し後戻りがあるように見えるが、顎関節には異常はない。

2015/11/14

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