今日の充填治療394(上級編)

   

40代女性、右上7、遠心隣接面カリエス

成人の隣接面カリエスの原因は外傷性咬合のケースが多い。
その原因を取り除かないで虫歯だけを見ても再発して、最終的には歯牙破折から
抜歯に至ることは避けられない、かもしれない。

エナメル質は残っているが虫歯内部の黒色物質(FeS)が透けて見える。

インレーを除去して

咬合面から虫歯にアクセスする。

露髄しているように見える。露髄しても大して痛くないようだ。
僕は通常麻酔を使うことはない。不用意に露髄させてしまうからだ。

α-TCPセメントで覆罩したが、部分的にカバーできなかった部分があるように見える。
処置している時には気がつかなかったのかもしれない。口の中の一番奥など直視できないので、見るとしても曇ったミラー越しだし、口腔内カメラとして使っている一眼レフの液晶モニター画面で確認するとしても小さ過ぎて見逃すこともある。それが銀実だ。

だから予防的に!神経を取るのだ。とりあえず痛くなることはないからだ。

CR充填したが、患者は痛みを訴えないので、このまま経過観察。

 - 今日の充填治療シリーズ, 削らない・抜かない歯科治療