今日の抜歯再植術シリーズ80.01

   

70代男性、左下5、Per

根尖病巣が遠心の歯周ポケットと交通している。
要するに後ろ半分は抜けているということ。

このまま放置していても希望はない(hopeless)ので、抜歯再植してみることにした。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-26084/

抜いてみると、根尖付近にはオブチュレーションガッタが吸収されずに残っている。
周辺の歯根膜はほとんど失われているが、再生することもあるので、悲観的にならないことが肝要だ。一般的には歯根膜(骨とセメント質間の結合組織)がないと失敗すると思われているが、そうでもないことを何度も経験する。

メインの根尖口を開拡すると、側枝の根尖口のガッタが見える。

これと、その他怪しい部分を削除して、

○ーパー○ンドの筆積みで埋めて、再植を待つ。
Perは根尖口やクラックなど嫌気性(通性嫌気性)細菌の住処になりやすいところを見つけて除去することで根治することができるので、徹底的に歯根を観察することが重要だ。

つづく

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