今日の抜歯再植術シリーズ82.00

      2018/05/24

60代女性、左上1、歯根破折というより2次カリエス>抜歯再植>歯根吸収

もうこれは12年も前の2006/04/25の事です。
歯が折れたということで駆け込まれたP管理中の患者さんで、

前装CKの周りの2次カリエスから歯根が破折していました。

歯肉縁下の保存処置は困難なので抜歯再植を試みることにした。

綺麗にして

既成のポストを入れて再建

歯肉が下がるので、唇舌側を反対にして再植した。

その場でCRで歯冠を修復して12年経過。

ところが今年の2月にまた2次カリエスになったので、前装CKにしたのだが、今日歯肉が腫れている、痛みはないというDHの報告を受けてレントゲン写真を撮った。

歯根が一部吸収されている。自分の身体が自分の身体の一部を自分の身体ではないと判断しているようで、異物排除の機転が働き始めているようだ。数年で吸収されてこの歯根は消えてしまうだろう。

今までこのような吸収症例を3件見た。

2002年頃から抜歯再植をしているので、200症例以上経験しているが吸収機転が働くのは1.5%程度ということになる。

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