今日の抜歯再植術シリーズ81.03

   

60代女性、左下6歯根破折

何もなくて歯が割れたりすることはない。その背景には必ず外傷性咬合が隠れている。必要以上に強い咬合力で噛んだり、硬い歯ごたえのある食品を好む、噛み締め癖や就眠時の食いしばりや歯軋り、常に精神的ストレスを抱えている、スポーツ選手に多い過大な噛み締め。本人はこれが普通だと考えていたり、外傷性咬合習癖に全く気がついていないことが多い。

最近非常に多くの外傷性咬合の症例を見かける。虫歯、歯周病から顎関節症に至るまでありとあらゆる口腔疾患の直接間接的な原因になりうる。こんな状況では、日本はどうなってしまうのだろうか?心配になってしまう。

外傷性咬合の問題は歯科では大変大きな問題で、成人の様々な口腔トラブルの原因になっていることが多いように思う。
この方も外傷で歯髄壊死を招いている。外傷で歯髄壊死に陥る原因は過大な咬合力により根尖口より歯髄内に入る動脈が損傷し血栓や血管壁のデブリが歯髄内の毛細血管に詰まる、つまり歯髄梗塞と呼ばれるべきものだろうということです。

この時のづづきで、いい加減終わらせないといけないと思って、食事休憩を利用してアップしておきます。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-26623/

破折した歯牙の再建が終わったら、膿瘍を掻爬し抗菌剤入り生食水のシリンジで洗浄しておいた抜歯窩に

再植

します。

連結固定して

包帯して

バイトは当たらないように低めにしておきます。
投薬四日、四日目に包帯は取ります。
1ヶ月後にもう少し永久的な処置に入ります。

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