今日の2次カリエスシリーズ90

   

50代女性、右下5、6 2次カリエス?

まず、右下5は歯肉縁下の2次カリエスかと思って

HJKを

除去してみたが、

2次カリエスはひどくはない。

これが除去クラウンの内面、部分的に隙間はある。

内側の歯根は溶けていて、メタルコアの下の歯根はない。
しかも軽石状に貪食されているというか吸収されている。
これは免疫系がこの歯を異物とみなして攻撃している所見だ。
これは外科的には止められない。数年後には溶けて無くなってしまうだろう。
なぜこのような機序が発現するのかは知られていない。抜歯再植でも起こるし、矯正治療でも起こる。
これを止めるには免疫抑制剤を使うしかないのかもしれないが。。

2次カリエスを除去し、ディンプルを掘って

そっとじ、で経過観察。積極的に介入しても免疫系には対抗できない。

右下6の方は

咬合面の歯質の削除量が足りなくて、技工士が苦労している印象だった。

冠の内面は黒くなっている。セメントは効いていなかったが、

2次カリエスはレントゲン写真のとおり、遠心の歯根部分だけだった。
白い部分はプラークだ。

カリエスは除去して印象した。

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