今日の抜歯再植術シリーズ85.03

   

40代女性、右下6、2次カリエスに因る抜歯再植

昨夜は高齢化社会に備えた歯科医師の役割みたいな話を、昔歯学部で習ったそのままの先生が髪は白く薄くなっていたが講師でやってきて、若い歯科医師が多かったけれどみんなで授業を受けた。
加齢・疾患に伴うフレイル(心身の虚弱、認知症含む)、サルコペニア(筋力の低下、咀嚼嚥下などの口腔機能低下)、それらに診療室や在宅診療でどのように対処するか、なるべく要介護状態にならないようにするにはどうするか、なってしまった時にどうするか、地域の関係他職種とどのように連携していくか、そんな話だった。誰でもそうなる。自分もそうだ。厳しい状態が常態化していくだろう。

前回の続きです。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-27339/

・・今を遡ること3年前、2015/11/09のことでしたが、
FCKのメタルコアの脱離に気がつくのに遅れて、もうダメかな。。と思いつつも、
歯冠修復した。

3年後、咬合時に違和感があるというのでレントゲンを撮ってみた。
歯根分岐部の透過性が増している(軟化象牙質化している?)。また近心根の歯槽骨が下がっている。虫歯か何か別の問題があるように見える。
やはりダメだったか。。

レントゲン写真的には黒線より上の歯根はカリエスで使えないだろうとか、Kファイルが破折しているよね。。とか、その程度はわかる。

抜いてみるとはたしてその通りで、近心根の歯槽骨が下がっているのはそこまで軟化象牙質になっていた。というか歯根が破折していた。
で、使える部分はかなり短い。

軟化象牙質と根尖口付近を削除して

既製のポストを入れて再建した。

遠心根は使える部分はもう少し多い。

ただ、側壁に穿孔があり、

ファイルが破折している所為か。根尖口には膿瘍がある。

綺麗にして、

ポストを入れて

歯根を再建。再植の準備完了。

つづく

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