細菌性カリエス(虫歯)

   

専門家はもちろん一般の方も、虫歯の原因は虫歯菌(酸産生菌)が出す酸で溶けたもの、と思い込んでいるかもしれませんが、虫歯菌が原因と思われる虫歯は、実は稀な虫歯です。

これは患者さんやDH向けの教育用画像なんですが、
歯茎部が脱灰して白くなっているものです。
顕微鏡で見ると小さな穴がたくさん開いています。

これがひどくなると、こんな感じだと思いますが、
今時めったに見ません。

これは実験的に再現が可能で、牛歯の切片の上でニュータンス菌をショ糖で培養すると、その下で小さな穴ができるというものです。

ミュータンス菌

ショ糖をデキストランに変える

ミュータンス菌の直下の牛歯の表面に穴(孔食)ができる。
これは顕微鏡画像だが、肉眼で見ると表題画像の様に見えるわけだ。

金属腐食工学的には「微生物腐食」として知られていて、ここのリンクを辿って見てください。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-24/

これを虫歯と称しているわけで、臨床的には表題画像ですが、
あまり見ないw

よく見かけるのは咬合面カリエスや隣接面カリエスだが、
実はその手の虫歯の穴の中には驚くほど細菌が少ない。

フッ素爆弾」でサイト内検索してみてください。

 - 削らない・抜かない歯科治療, 虫歯の電気化学説