のうさぎ新聞2 (2)

      2017/03/20

「虫歯になりやすい時期について」

前回、虫歯菌を子供にうつさないように!のお話をしました。
それは口移しで食べさせたり、自分も子供のお箸で食べたりしないようにするだけでした。
それだけでその子は一生、虫歯になりにくい体質?を持つことができます。

今回は、虫歯になりやすい時期を知って、うまく乗り切りましょう、というお話です。
虫歯になりやすい時期は、人生の中で3回しかありません。
2歳半、6~7歳、12~15歳です。
それは、どういう時期かと言うと、

新しい歯が生えてきた時です。

20歳過ぎると新たな虫歯は出来ません
新しく生えた歯はとても弱く簡単に虫歯菌が出す酸に溶けてしまいます(脱灰)。
歯は数年かかって少しづつ硬く丈夫になるのですが、
その間が危険な時期です。

2歳半で乳歯は生えそろいますが、この時期は虫歯菌が感染定着する時期と重なります。
6~7歳の時は初めて生える永久歯(第一大臼歯)と上下4本づつの前歯が生える時期です。12歳では、第2大臼歯が生えて、大人の歯並びは完成ですが、まだ硬くなっていません。
小学校高学年はこの時期ですが、永久歯は生え揃ったばかりなので、
虫歯がないのが当たり前なのです。
これからなるかも!ということですね。

食生活の乱れが起こりやすい中高生の時期をどう乗り切るか、
この時期に一生、虫歯で悩むかどうか決まります。
虫歯が出来て歯科治療をしてしまうとやり換えのサイクルにはまってしまい、
歯科治療を繰り返しながら、だんだん歯が悪くなっていくからです。
20歳過ぎるまで歯科治療をしないで済めば、生涯虫歯になりません。
歯周病になった人は別ですが。
歯科治療のサイクル

なぜ生えたての歯が虫歯になりやすいかと言うと、生えたての歯の結晶には不純物が多く、溶け(脱灰:ダッカイ)やすいから。
でも再結晶(再石灰化)の時は不純物は戻らないので、
脱灰・再石灰化を繰り返すことによりだんだん歯は硬くなり虫歯になりにくくなる、ということです。
ただ、脱灰を少なくして、再石灰化の時間を多くする必要があります。
それにはどうするか?
脱灰の回数(飲食の回数)を減らせばよい、だらだら食いや寝る前の飲食はだめ、ということですね。
歯の結晶

またこの生えたての時期は、歯はフッ素を取り込んで硬くなりやすいので、フッ素が効果的な時期でもあるのです。

画像は「日本ヘルスケア歯科研究会」のスライド&熊谷崇先生の著書から引用

 - 削らない・抜かない歯科治療, お知らせ