今日の抜歯再植術シリーズ8.00

   

前回の記事の間にも何件か再植をしたのですが、玄人さんが見てもよく分からず、面白くないと思ったので、アップはしませんでした。

今日の症例は、16年前の再植がとうとうダメになって、再々植になるかもしれない症例なので、素人さんにも面白いかもしれない。
破折歯の再植も適切に管理すれば16年もつと言うことですから。

再植後何もしないでほったらかしではもちろんダメです。
ここにアップしているトリッキーな症例はガッツリと定期管理するシステムがあってこそ成り立つのです。

普通の歯医者さんが対応できない超絶技工のサービスだけが欲しいという方はいらっしゃるのは分かるのですが、長期間に渡ってそれを維持管理できるか?と言われると、ま、それはやっても時間とお金の無駄というものでしょう。

・・・現在50代女性、右上7、歯根破折、16年前の画像です。

「かりんとう」とか「芋ケンピ」とか硬い食べものが大好き。
ま、それはいいのだが、歯は割れます。それが厳しい現実です。

特に神経を取った歯は強く噛んでも痛みを感じにくいので、割ってしまいやすいのです。
神経を取って冠を被せる治療というのは人生50年時代では通用したかもしれませんが、人生100年時代では全くお話になりません。削った歯ではそんなに保たないのです。

2002/09/13

抜歯すると

歯根はバラバラ

綺麗にして

再建。
当時はオブチュレーション法で逆根充していました。

抜歯窩に

再植

こうして16年前の画像を見てみると、まだ画角が洗練されていませんね。
治療過程の全てをデジタル画像で残し始めた頃の画像なので、いろいろと試行錯誤していたわけです。

つづく

 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の抜歯再植術シリーズ