今日も野戦病院シリーズ32

      2018/09/02

「抗菌剤による新しい歯髄保存法、岩久正明他著、日本歯科評論社」

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-5019/

この本は多分お宝で、今までの歯科治療の常識つまり西洋歯科医学の常識を覆す可能性を提示した初めての本ではないでしょうか。

3-MIXのオリジナルの本でα-TCPセメントの使い方が書いてあります。

その中に感染根管処置に3-MIXとα-TCPセメントを応用する話が書いてあったような気がします。

・・この歯は抜けそうで、外傷性に神経は腐っています。
この手の歯は通常の神経の治療は困難で、
通常は抜歯の対象です。
それでもしばらくは保存することが可能です。

天蓋を除去して、#20の超音波スケーラーのエンドチップを挿入しても、根尖は開きません。グラグラしているので、手用器具を使う時の力でますます抜けそうになります。

こういう場合は3-MIX/α-TCPセメントの2回法で対処します。
根管内を超音波洗浄した後、根管内部を乾燥させる必要はありません。
エアブローだけで十分です。
1回目はα-TCPセメントを付属の液ではなく、精製水で練り、根管にディスポシリンジで充填します。
要するに固まらない(固まりにくい)ので、再根治も可能です。
2回目は通常練りでその上からカバーします。
固まるので、その上からCRできます。

CR充填後

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