今日の2次カリエスシリーズ94

   

80代女性、左上6、67連冠の2次カリエス

連冠は脱離しにくく、神経を取っている歯は痛みがないので、
トラブルに気づくのが遅れがちだ。

こういう2次カリエスのトラブルを一般の方は見ることができないと思うので、
このシリーズを始めた。

冠を切断すると簡単に外れる。
メタルコアが入っているのだが、プラークやFeSなどの硫化物で汚れているので、何がどうなっているのかわからない。

正像

軟化象牙質、つまりリン酸カルシウムが抜けて有機物だけになっている象牙質で、これを虫歯と呼んでいるのだが、歯医者以外はなかなか見ることができない。
形だけは元の状態を保っているので、画像では判らない。

エキスカベーターで簡単にすくい取ることができる。触感はチーズや生節をカットする時の感じと同じだ。
少し取ってみた。

この時の軟化象牙質を滅菌して取り置きしているので、触ってみたい方はおっしゃってください。

正像

この後はラウンドバーで除去するが、正常象牙質はかなり失われていて、髄床底には穴が開いている。

まだまだ軟化象牙質は残っているが、腕が疲れたので、α-TCPセメントでカバーして

ルミコンで仮封して今日は終わり。
続くかも。

 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の2次カリエスシリーズ