歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の充填治療その164 (14)

2017/03/20
 
この記事を書いている人 - WRITER -

50代男性、左下5、冷水痛+
両隣接面にカリエスが見られますが、遠心(後方)のカリエスが大きいのは、
虫歯の電気化学説によれば、同じ歯でも遠心の方が酸素濃度が低く、通気差腐食が起こりやすいからと説明できます。従来の虫歯の原因説では説明できないので、世界中の歯科医師はこの現象をスルーしています。

1311250930-1.jpg

今回はCR充填のトンネリング技法という歯質の切削量を最小限にする方法を採用しました。

1.JPG

虫歯にアクセスするために咬合面より、斜めに切削バーを入れていきます。

2.JPG

レントゲン写真でも分かりますが、咬合面より約6mm程下までアクセスします。

3.JPG

4.JPG

舌側(内側)より見たところ、虫歯が良く分かりますね。

5.JPG

α-TCPセメントで裏装して、

6.JPG

CR充填しました。

7.JPG

8.JPG

実はもっと沁みるところがありました。
歯茎部のカリエスで、歯肉縁下にひろがっていました。
この虫歯の成因も従来説では充分な説明ができません。
虫歯の電気化学説では、通気差腐食の他に、エナメル質より象牙質の方がイオン化傾向が大きいからと説明できます。

9.JPG

とりあえず、水硬性セメントで仮充填して、歯周病が改善するのを待ちます。
歯周病が治らないと、出血しやすくて治療が困難です。

10.JPG

CR充填後のレントゲン写真。

1312251807-2.jpg

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© I歯科医院の高楊枝通信。 , 2014 All Rights Reserved.