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ミュータンス連鎖球菌 その 2。

2017/02/26
 
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厚み約7ミリの2層構造の殻が部分的に菌体内部に向かって、
袋状、襞状に窪んでいるのが見えます。
この部分は分裂増殖に関係したり、菌体内部で合成された物質を一時溜めたりしています。
この殻はかなり丈夫なのですが、物質を内部から外部へ出したり、
外部から内部に入れたりすることができるようです。
2層になっている殻の内と外が瞬間的に反転して、
物質を送り出したり、取り込んだりしているようです。
出し入れするのは、イオンのような小さい物質です。
分子量の比較的大きな糖質、アミノ酸、たんぱく質などは、
口か手と呼べる部分が菌体表面にたくさんあって、
この部分に触れると、食いついて、内部にひきこみます。
好みがあるらしく、手当たり次第に何でも引き込んだりはしません。
食べられないものが触れても、反応しないのです。
手でこの口か手のような部分をさわると、イカの吸盤に吸い付かれたような感じで、
簡単には引き剥がせません。中に吸い込もうとします。
人間の手は食べ物と見なされるようです。
また、ここから菌体内で作られた酵素、廃棄物としての酸なども外部に排出されます。
彼らの食べ物は主に唾液、歯肉溝液中のアミノ酸や糖質などです。
糖質には人間の食べ物由来のものもありますが、アミノ酸は唾液の成分だけです。

そう、宿主の人間が何も食べないでも、細菌は増えることができるのです。

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