今日の何やっているの?シリーズ401

   

70代女性、右下7、歯根破折

このところ、骨粗鬆症の薬を飲んでいる人(特に女性)が多く、
歯周病やPer、歯根破折等により骨が感染しやすくなっている方が急速に増えた観がある。
抜歯等の外科的な処置ができないとかだけではく、再植歯のような感染に対して条件が良くない歯は保たないと思われる方が増えてきた。

今回の症例も骨粗鬆症の薬を飲んでいなければ抜歯再植で保存可能な歯でも、
歯槽骨や顎骨が壊死してしまうリスクを考慮すると休薬して抜歯せざるを得なかった。

今回は全抜歯ではなく破折根だけ分割抜歯した。
レントゲンでは遠心根が破折離断している。

実像でも遠心根に破折線が認められる。

休薬3ヶ月経過後、67冠を除去した。
休薬すると歯肉の腫れ等の症状は消える。

6は7と連結するためにハイブリッド冠に交換する。
メタルやセラミック冠は接着材による連結固定は難しいからだ。

7の遠心にはパフォレーションが認められる。
以前からあったようだが特に症状は訴えられていなかった。

歯根分岐部に向かってバーを走らせる。
鏡像

抜歯を始めると幾つかの破片に分かれていることが判る。

抜歯した遠心根

抜歯後

縫合後

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