今日の何やっているの?シリーズ402

      2018/11/07

30代女性、左下7、残根

破折片がプラプラしていて、ご飯が食べにくい。
なんでこうなったかは分からない。たぶん神経を取る治療をしていたが、治療途中で放置していた。
よくある話だ。

今日は残根の残し方ということになります。
通常は治療困難につき抜歯(だから残根なのだ)ということになるのですが、
やろうと思えば、残せるよ、というお話。

レントゲン写真では黒い部分が破折していて、プラプラしている部分。
この部分を除去するとほとんど歯根は残らない。

こんな感じになっていて、内部はプラーク(細菌:白い部分)に覆われている。

プラークは音波スケーラーのブラシのチップで清掃しておく

破折片は除去。破折片の方が残根より大きい。

除去した破折片

虫歯は除去して電気メスでマージンを出して止血を待つ

根管内は超音波スケーラーのエンドチップで清掃しておく。根尖は閉じていた(自然治癒していた)。べつに閉じていなくてもよい。
根管口にα-TCPセメントをのせて(根管内部に充填する必要もない)、
西洋歯科医学的には常識外だが、問題ない。今の所なぜだか分からないが。

CRで1次築成

CRの2次築成後、問題がなければクラウンを作ってもよい。

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