今日の充填治療415(中級編)

   

30代女性、右下6、隣接面カリエス、自覚症状なし

この方も外傷性咬合があって、クラックから隣接面カリエスができやすい。
成人の虫歯には外傷性咬合が必ず隠れている。
安易に虫歯の治療をしてしまうと、2次カリエスが多発したり、最悪歯牙の破折を招き、抜歯せざるを得なくなり、そうなると急速に全ての歯が失われていく。

結婚され東京に引っ越されて、現地で予防歯科を探しているとかですが、
こういう虫歯は見つけられて、インレーとか下手をすれば神経を取られてお高いクラウンを勧められてしまうのが目に見えているので、
それくらいなら、僕がやってしまおうと思った。
最小限の侵襲で済ませられる治療法はCR充填に勝るものはない。

銀歯を外して、近心小窩にラウンドバーを当てると、バーがズボッと虫歯まで貫通する。

エナメル質はなるべく残し、歯肉側のマージン付近はしっかり健全象牙質を確保する。
歯髄側の虫歯は追求する必要はない。
全ての症例で無麻酔を原則としている。知覚が出てきたらそれ以上削る必要はないというサインだ。

α-TCPセメントで覆とうし

CR充填する。

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