今日の2次カリエスシリーズ99

   

皆さま、色々とご声援ありがとうございます。
自費のCR充填はあちこちの歯科医院ですでにやっていると思います。
ただいくら自費でも歯科医院サイドから見るとコスパは悪いのです。
やはりインプラントやクラウン&ブリッジの方が楽(身体も)なんです。
これらはそれほど器用でなくてもできるように治療システムが確立していますし、
製品を買ったり外注に出すのが前提ですので、自分で作るわけではなく、
一番テクニックや労力が必要になるところをパスできるのです。
患者側から見ても、何か形あるモノを買うという意識がありますので、
大きなお金の話を聞いても納得しやすいのです。
もちろん幻想ではあるのですが。
CRの材料費はそれほど高いものでもなく、技術そのものを売るということですが、
かなり器用でないとできない難しい症例でも、患者は理解できませんので、
なかなか大きなお金を請求できることは難しいのです。

・・50代女性、右下6クラウン内部の2次カリエス、右下5インレー脱離

前回のPMTC(クリーニング)の時に簡単に取れた(?)ので、どうにかして欲しいというDHからの依頼。

クラウンはコアと共に脱離しているが遠心には歯肉縁下まで2次カリエスが進行していた。
こういう症例は再度コアを作ることが難しいので、抜いてインプラントを薦める歯医者も多いと思う。

カリエスを除去すると、普通の歯医者さんは絶望的な感情に襲われると思う。
遠心の歯質は非常に薄く、
通常のシステム化された治療方法では治療困難な症例だからだ。
α-TCPセメントで今後考えられる再治療が必要になるトラブルに備えて裏装しておく。

CRで再建する。ついでに5番も。

支台歯形成、型取り

この患者さん、意識高い系なんでしょうが、クラウンを作り直すと言ったら、他に何か選択肢はないのか?とか訊いてくる。
セラミックスとか、ハイブリッドとか、ゴールドとか、そういう選択肢のことかと思ったが、
この人も歯医者がいうところのドーデモいいような選択肢とやらに洗脳されているのか。。と暗然たる気持ちになる。
もしかしたら、CRで口腔内で歯冠再建してくれとか。もちろんできるけど、勘弁してw

再度クラウン修復ができるどころか、抜歯を勧められるかもしれないのに。。
患者は全く痛くも痒くもないので、それほど深刻な状態だとは夢にも思わない。

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