歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の2次カリエスシリーズ100

2018/12/13
 
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40代女性、左下7、2次カリエス、003848

ブリッジは脱離していても、冠が1つだけの脱離なら外れないので、気がつかないことが多い。
患者も症状が乏しく気がつかない。

知らないうちに歯が溶けてしまって、抜歯など深刻な事態に陥ることも少なくない。

うちではPMTC、SPTなどの歯周病関連のトリートメントをしているが、
このようなブリッジやインレー・クラウンの脱離も注意してみている。
歯科衛生士はクリーニングをしながら、
怪しいブリッジは持ち上げてみたり、揺すってみたりして、脱離していないか確認することが求められる。
このような修復物の管理は保険点数は認められていないが、しなくてはならない。
幸いPMTC、SPTには保険点数が認められているので、それを利用しているだけだ。
歯磨き指導して、クリーニングするだけなら、歯科衛生士の価値はない。
PMTCをしながら問題点を見つけることが歯科衛生士の重要な仕事だ。

うちでは他の歯科医院では何も考えずに抜歯になるような症例を万難を排して保存しているので、
見た目では問題があるかどうか判らない歯でも意識的に管理する必要がある。
何も考えずに、クリーニングしても意味がないということだ。

よって前回から特に管理が必要な患者のIDを書き加えることにした。
当院の歯科衛生士は必ず記事を読んで、IDを確認しておかなくては仕事にならないことを肝に銘じて欲しい。
性別年齢はウソなのでそこを見てはならないw

・・このブリッジも見た目でもレントゲン写真でも脱離していることは判らない。
患者の自覚症状としては、虫歯特有の匂いがする、生きている歯なら、むず痒いから始まって沁みる、痛みがあるまで様々な段階があるが、
この患者は訊いてみると、そういえば、何となく沁みることが時々あったということだった。
痛みは出ていないので、患者としても積極的に訴えることもない。

僕はいつも患者さんには沁みるところはないですか?と訊いている。
沁みる症状は虫歯や外傷性咬合などの初期の段階の症状なので、早めに次の手が打ちやすいのだ。

カットしてみるとあっさり脱離した。

レントゲンでは生活歯でひどく沁みるとかいう症状は出ていなかったので、
2次カリエスはそれほどひどくはないのかな?と思ったが、
そうではなかった。

軟化象牙質を除去していく過程だ。麻酔は使っていない。

露髄はしていないが冠部象牙質はあらかた失われている。

α-TCPセメントで覆とうして、

ピンレッジド・ラウンドコアにして印象した。
こうしないとポスト付きコアにしないといけないので、神経を取らないといけなくなる。
そういうことはなるべく先送りしないと、歯の寿命は短くなってしまう。
人生は長いのだ。

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