歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の充填治療その180

2017/03/20
 
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50代女性、左下7、インレー2次カリエス。自覚症状なし。
インレーがなんとなく怪しげだったので、エキスカベーターでひっかけてみたら、簡単に外れました。

IMG_7780.JPG

でも、意外に2次カリエスにはなっていない。
外したときに嫌気性細菌が出すと思われる臭いがしました。
この嫌気的な環境が虫歯を防ぐ可能性はあります。
酸産生細菌は好気性または通性嫌気性細菌が多いと思われるからです。

IMG_7777.JPG

セメントは随分前から利いていないように見えます。
すき間があっても、虫歯が進行するとは限らない。
すき間の大きさにもよると思われます。

インレーの内面は黒くなっており、硫化鉄と思われる黒色物質に覆われていて、これは硫黄代謝細菌の最終産物です。
この硫化物は虫歯の進行に不可欠なイオン電導性を阻害するのかもしれない。

IMG_7778.JPG

とりあえず、虫歯は除去し、

IMG_7781.JPG

CR充填しました。覆髄はしていません。

IMG_7782.JPG

咬合調整後、かなり変わります。

IMG_7783.JPG

CR充填もそうですが、うちでは1回で終わる歯科治療を目指しています。痛みが出ていても1回で終わる治療。
なぜかというと神経を取って冠を被せるまで5〜10回とかかかるので、患者が続かないのです。
歯医者でも続かない。
以前「痛いよ〜、、」と駆け込んで来られた知り合いの歯医者さんの歯を治療しましたが、途中で来られなくなったので、その後訊いてみたら、「抜歯になったよー、、」とおっしゃっていました。歯医者でもめげる回数や時間のかかる歯科治療はどうにかしなければ、、と思ったものです。

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