歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の充填治療その199

2017/03/20
 
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50代男性、右下7遠心歯根面カリエス。冷水痛+。

今日はパパ(老父w)が買い物に連れて行け、とか選挙も、、とか言っているし、現場の配線作業もあるので、
ちょっとだけ。。

・・親知らずが斜めに食い込んでいて、7番の歯根面がカリエスになって、
7番も神経を取るはめになって、結局7番も抜歯になるケースはよくあります。

抗生物質のなかった戦前(戦後も30年代まで)はこういうケースをこじらせて、
蜂窩織炎で死に至るという話を昔の歯医者から聞きました。

このケースではそうならないように8番を先に抜歯しましたが、

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エナメル質はそれほどやられていませんが、
象牙質の歯根面は広範囲に溶けていました。
虫歯の電気化学説によれば、
イオン化傾向が象牙質>エナメル質だがらですが、
だれも気が付きません。

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直視はできず、デンタルミラーの小さいのでやっと見える場所なので、
CR充填治療は困難を極めますが、
メタルインレーやクラウンにするよりは予後は良いので、
患者さんといっしょにがんばりました。
患者さんは口を開けているだけではなく、
唾液やスプレー水を吸い取るバキュームチップを持ってもらいました。

接着が上手く行くように新鮮面を出して、α-TCPセメントで裏装して、

IMG_0511.JPG

CR充填しました。
歯肉出血しているのは歯肉上に流れた(フロアラブル)CRをトリミングしたからです。
こういう見えない場所にある虫歯は器具も届き難いし、
時間もかかるし、困難を極めます。
診療報酬も小1時間かかって、3000円だしw
ふつうの歯医者はしたくても出来ないでしょう。
技術的な問題だけではなくて、経営が成り立たないからw

IMG_0512.JPG

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