歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の何やっているの?シリーズ129

2017/03/20
 
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咬合性の外傷(歯ぎしり、くいしばり、過高な修復物など)によって
よく見られる症状は知覚過敏、咬合痛、歯周病の悪化、クラックから虫歯の進行、歯牙破折、顎関節症、舌痛症、偏頭痛、
などいろいろあり、
最後は抜歯になるというケースも多い。

ただ、(咬合性)外傷は判りにくい、解りにくい、微妙過ぎて写真にも撮れない、
こういう理由から、当ブログでも採り上げることは少ない。

この症例は比較的分かりやすい方ですが、見ていても、は?どこが?どうなっているの?と思われると思います。
分かりにくいので、面白くない(と思う)。

今回は注目点だけアップします。

30代女性、右上6、咬合痛+。

レントゲンを見ると右上6の歯槽骨は失われている。
動揺度1。

1501060920.jpg

咬合面を見るとファセット(鏡面研磨面)が見られる。

IMG_3539.JPG

上顎犬歯が唇側に転位しているので、
犬歯誘導が機能していない。
しかも、過高なメタルインレーが装着されており、歯ぎしり時に歯牙が動揺する。

犬歯誘導とは、咀嚼、歯ぎしりなど下顎の側方運動時に上下の犬歯が接触し、
その他の歯は接触しない、という重要な咬合機能。

IMG_3543.JPG

ファセットを中心に削合

IMG_3549.JPG

側方運動時に犬歯は接触できないので、4、5の小臼歯でも当たるように調整した。
一種のグループ・ファンクション。

IMG_3553.JPG

この後は、T-FIX、歯周病の治療、管理と進む予定。
歯列矯正治療がベストな選択なのでしょうが、
たぶん、矯正治療には耐えられないと思う。

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