歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の充填治療その222

2017/03/20
 
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50代女性、右下6 メタルインレー2次カリエス、
昨年の12月に欠けて、休日診療の歯医者さんでセメントで仮埋めしてもらったそうです。
そろそろ痛くなってきたとか。

この症例は昨日の方の続きです。
同日の午後1時から始めて、午後2時30分まで1時間半の治療時間でした。
歯科医院というのはドクターは1時間に2万円を売り上げないとやっていけませんので、
3万円のご請求になりますw

午前中の左上7は2時間半もかかりましたが、
7番よりは手前側にあるので、少しは楽です。
出血も無かったし。

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レントゲンを見ると、左上と同じくセメントが申し訳程度に乗っていますが、
歯には付いていませんので、どれほどの意味があるのかは分りません。

冠部歯髄は失われているように見えます。
2次象牙質で埋まってしまったとすれば、
少なくとも数年前から徐々に2次カリエスが進行していたと思われます。

根尖に陰影があるようにも見えるので、
失活歯かもしれませんが、気にしません。

術前

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インレー除去後

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露髄させないように軟化象牙質(虫歯)を除去。
ほとんど近心のエナメル質がペラペラの状態で残っているだけ。
知覚はないので、麻酔は要らない。
前回の歯も同じでした。
予防歯科的には健全な歯質は削らないので、基本的には麻酔は必要ない。
麻酔は健全な歯質を削るから必要なのだ。

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マージン付近だけ健全歯質があれば辺縁封鎖は得られるので、
歯髄周辺に軟化象牙質が残っていても気にしない。

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歯肉側肉は麻酔下で電気メスで除去した。
息肉が出来ていると歯質が守られるので有難い。

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α-TCPセメントで覆髄

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遠心壁をCRで築成

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歯冠の再現途中

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咬合調整前

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調整後

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正像画像の供覧

術前

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インレー除去後

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軟化象牙質除去途中

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マージン付近に健全歯質を確保

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歯肉側肉除去後。
この歯にラバーダムクランプを掛けようなどと考える歯医者はいないと思う。
意味が無いだけではなく、歯冠が破折する。

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α-TCPセメントで覆髄

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遠心壁築成。
ここまでするとラバーダムは掛けられるが、
そもそもエンド治療はしない。

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歯冠築成途中

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咬合調整後

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一泊して、24時間痛みなどの症状が出ないかどうか確認してくださいと指示を出していましたが、
お帰りになるまえに、うちに寄られて、
特に問題なく、おいしくごはんを食べて、冷たい水も飲むことができました、
1日で食べられるようになるとか信じられない。。
とおっしゃっていましたが、どうですかね?
・・噛み締め癖があるということなので、早期に辺縁封鎖が破れる可能性があり心配です。

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