今日の充填治療その258 (2)

      2017/02/26

60代男性、右上6、自発痛++w
毎日のように遅い時間の飲食があるので、
虫歯はどうしても進行する。

同じ歯でも、遠心(奥の方)が虫歯になり易い。
従来説では説明が困難ですが、
虫歯の電気化学説」では難しくない。

虫歯は電池、メッキ、電解研磨などと同じカテゴリーに属する電気化学的な腐食なので、
局部電池が形成され、マイナス電極になる方が溶ける。

この歯の場合は、酸素が少ない方が腐食する(通気差腐食、すき間腐食)。
要するに同じ歯でも奥の方が酸素濃度は低くなる傾向になり、
そこが溶ける。

この歯には8年前から虫歯ができつつあるのは分っていましたが、
重曹うがいをまじめにしていたのかは不明。

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突然痛くなってたまらん、、!どうにかしてくれ、、!ということで駆け込まれた。

口蓋側(内側)

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頬側(ほっぺ側)

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この時はα-TCPセメントと水硬性セメントで応急処置。(処置時間10分)
痛みが取れないときは神経を取ります(キッパリ)、と申し渡してw、
1週間後。

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痛みは?と訊くと、わからん。とのお返事。
まあ、痛くはないのだろう、と判断して、CR充填した。

前回のセメントは残したまま、フィニッシングラインを出しただけ。

口蓋側

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頬側

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ふつうにストリップをトリミングしてCR充填、

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口蓋側

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頬側

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この処置は直視できないので超絶技巧系なのですが、切削量は少ないので、所要時間40分。

 - 削らない・抜かない歯科治療, 虫歯の電気化学説