今日の充填治療その259 (7)

      2017/03/20

30代女性、左下6インレーダツリ。

この方は右下6、7が凍みる、咬合痛があるということで、
外傷性咬合による症状と判断して、
右下6に補強冠をセットしたところ、症状は収まったということでした。

今日は右下7も補強冠の印象の予定だったのですが、
偶然、反対側の左下6のメタルインレーがダツリしていることに気が付き、
急遽この歯の再治療をすることにした。

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インレーを除去すると、内部は2次カリエスになってはいたが、
神経を取っている失活歯で、内部はセメントやCRだったので、
2次カリエスの問題は深刻ではなかった。

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ところが、内部のCRやセメントを除去すると、
大きなクラックがあり、
この歯は破折寸前だということが判明した。

←がクラック

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取りあえず、CR充填して、

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補強冠の印象までしたが、
55分もかかってしまった。

患者さんは、治療中の画像を見て、そういえば、この歯を治療をした歯医者で、凍みると訴えたら、神経を取られた。
とおっしゃっていました。
これでは、対症療法ではあるのでしょうが、割れるのを防ぐことはできませんね。
補強冠にしても、対症療法であることに変わりはありませんが。

この方は両側性で噛み締めによる歯牙破折のリスクがあるということです。

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 - 今日の充填治療シリーズ, 削らない・抜かない歯科治療