今日の充填治療その271
2017/02/26

40代女性、左上4、隣接面カリエス。
うちではCR充填には全く麻酔は使わない、
なぜなら、知覚をこれ以上削る必要はないというセンサーに使えるからです。
所要時間25分。
少し早くなった。
理由は覆とうセメントが硬化するのを待たずにCR充填するからです。
それでも特に問題はないようです。
象牙質は全くない、エナメル質だけが残っている。
その理由は歯が酸で溶けたものが虫歯という従来説では説明できない。
酸で溶けるのならエナメル質も溶けるはずだが、エナメル質が溶けているようには見えない。
この現象は「虫歯の電気化学説」でしか説明できない。
その理由はイオン化傾向がエナメル質<象牙質だからです。
要するに腐食電池を形成していると考えると、工学系の人には解りやすいと思う。
α-TCPセメントで覆とう
CR充填後