今日の充填治療その272

      2017/03/20

15歳女子、右上5、ときどき痛い。
強烈な嘔吐反射があって、大変でした。。w

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ラバーダムとか絶対無理、嘔吐物で窒息死間違いないw
ラバーダムクランプはかけられない、エナメル質しかないので、
クランプで挟むと折れる。
要するにラバーダムを使えるような症例はそもそもラバーダムは必要ないということだ(解りますか?)

こういう症例は軟化象牙質(虫歯)を完全に除去すると露髄し、
神経を取るハメになります。

歯科業界の人間は、虫歯は細菌感染症だとかたくなに信じ込んでいる傾向があり、
まじめな歯医者ほど、軟化象牙質除去に拘る。

虫歯は細菌感染症ではなく、電気化学的な腐食なので、細菌の有無とは直接の関係はない。
ただ、歯髄に細菌が侵入すると歯髄炎の原因にはなる。
それだけのことだ。

歯肉息肉は麻酔下で電気メスで除去したが、
歯牙には麻酔はしない。
知覚はこれ以上削る必要はないというセンサーに使える。
麻酔をしないとできないような歯科治療はすべきではないということを示唆している。

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CRの接着性を確保する為にマージン付近だけは新鮮面を出す。

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露髄しそうな象牙質はさわらず、
抗菌剤入りのα-TCPセメントで覆髄する。
露髄して直接覆髄する場合でも同じだ。

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CRは2回に分ける、
マージン付近は辺縁封鎖を確実に得るために、1回目はマトリックスは使わない。
直視下で行なう。

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2回目は市販のストリップスを曲面に加工したものを使う。

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CR充填後、所要時間35分。

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 - 今日の充填治療シリーズ, 削らない・抜かない歯科治療