今日の充填治療その279 (4)

      2017/03/20

20代男性、左上6、隣接面カリエス。
荒川区から来られたこのブログの読者さんなのですが、
今日の充填治療シリーズは全部読まれたそうです。

最近遠くからうちを探し出して来院される方が多いのです。
ずっと昔、健康雑誌に紹介されたことがあったので、
その記事を見に国会図書館に行って場所が分ったそうです。
そんなに歯医者に不自由されている方が多いのでしょうか?

この歯は髄角部が露髄(神経が出ている)していて、食べ物が穴に入ると痛いので、
反対側で食べていたそうです。

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右隣りの7番にも虫歯に見える影がありますが、予防管理で経過観察します。

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保存の教科書的には神経を残すのは無理な症例で、
ほとんどの歯科医師は麻酔抜髄の選択をするでしょう。
←赤いふくらみが露髄というか歯髄息肉と呼ばれる炎症性組織で、
当然細菌感染しています。

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うちでの第一選択はマージン付近の虫歯を除去したら、
α-TCPセメントで直接覆髄して、その場でCR充填します。

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CR充填後、所要時間28分。

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抗生物質を1日分出して様子見します。
経験上はこのまま問題無く経過することが多いのですが、
もちろん絶対ではありません。
何ヶ月、何年も経って痛くなったり腫れたりすることもあります。

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