今日の何やっているの?シリーズ237

      2017/03/20

20代男性、左上6、温冷痛+、打診+

この時の方で、

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201509010001/

CR充填の翌日にすでに冷水痛の症状が出ていました。
その時は漏洩があるのかも?と思いましたが、
一時的なものかもしれませんので、
経過観察するということで、お帰りになりましたが、

10日目位から温痛が出るようになりました。

色々お話を伺っていると、
外傷性の咬合があるのでは?と思い当たり、
当日の画像を丁寧に見てみました。

外傷性の咬合とは、
歯ぎしり、噛み締めなどの悪習癖や、
硬い、あるいは弾力のある食べ物が好き、
ガムをいつも噛んでいるなど、
歯牙や歯周組織、顎関節などに障害を与える可能性のある咬合習癖のことです。

この方は成人性の隣接面カリエスが左上6だけではなく、隣りの左上7にもあります。

1509011513.jpg

咬合性外傷で歯牙にクラックが入り、そこから虫歯になったように思われます。
ちょっと見には分りません。

20150901 (7).JPG

7番の拡大
◯が上下の歯が強く当たっていることによるファセット(研磨面)、
←を連ねるとクラックが見えると思います。
これらが外傷を思わせる所見です。

20150901 (7) のコピー のコピー.JPG

6番を拡大してみると、肉眼でははっきりしませんが、
クラック(ヒビ)があるように見えます。

20150901 (7) のコピー.JPG

←の先端を連ねて見ると、クラックが見えます。
大きなクラックではないので、
CR充填時に肉眼では気が付きませんでしたが、
ここから細菌を始め異物が侵入して来ているのかもしれません。

20150901 (7) のコピー のコピー のコピー.JPG

対策は可及的にクラック部分を取り除いてCR充填し、
補強冠でクラックが広がらないようにすることです。

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