歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の充填治療その279.03

2017/03/20
 
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荒川区在住20代男性、左上7、外傷性カリエス、自覚症状の有無不明。
前回のつづきです。

X-Rayでも大きく写っている隣接面カリエスは、

1509011513.jpg

クラックの直下にあり、

IMG_6160.JPG

そのクラックの始まりのファセット(外傷性咬合による研磨面)は以前から気になっていました。
しかし、咬合調整時にここに咬合紙のカーボンインクが付着することは一回もありませんでした。
調整時の顎の動かし方では当たらないということです。

ファセットがあるということは、
調整時とは違う咬合経路では当たるのか、
少なくとも過去には当たっていたということですが、
詳細は不明です。

調整時に顎位が安定しない、
言い換えれば、どこでも噛めるという印象を受けましたので、
問題はその辺りにあるのかもしれません。
この辺りの考察は次回にでもしましょう。

20150901 (7) のコピー のコピー.JPG

近心小窩からカリエスにアクセスすると、
内部は軟化象牙質でしたが、
顕微鏡検査の結果、細菌はパラパラしかいませんでした。
虫歯(カリエス)の原因は虫歯菌ではないということは顕微鏡で見てみれば一目瞭然です。
歯医者でさえ、虫歯は虫歯菌による感染症など言っていますが、
顕微鏡検査などしたことはないのでしょう。
少なくとも歯学生の頃にはそういう実習はありませんでした。

IMG_6164.JPG

隣在歯の隣接面を傷つけないように、隔壁を使ってウ窩内部の新鮮面を出します。
もちろん麻酔は一切使いません。
痛くなったら、それ以上は削る必要はないということです。

IMG_6167.JPG

抗菌剤添加のα-TCPセメントで覆とうして、

IMG_6172.JPG

CR充填しました。
所要時間35分。

IMG_6173.JPG

つづく

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