歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の充填治療その279.04

2017/03/20
 
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20代男性、前回の続きで、左上6にクラック対策の補強冠をセットしたところからです。

_MG_6895.JPG

この後は咬合調整の話になるのですが、
今日は用語の説明だけで終わるかもしれません。
眠たいからですw

咬合調整は通常、中心咬合位(歯牙の最大接触位)と
側方運動の2つのモードで調整をします。

そのときに使うカーボンインクは
中心咬合位は赤、側方運動時は青です。

ちょっと専門的過ぎて解らないかもしれない、
というか歯の形が完全に頭に入っていて、
咬頭(尖ったところ)と溝がどのように咬むのが正常なのかとか、
この人の場合、どこに問題があるのかとか、
頭の中で3Dで自由自在に動かせるようにならないと、
咬合調整はしてはいけないものだからで、
歯医者でも調整が出来る人が少ないのは、
日常業務でじっくり取り組んでいたら仕事にならないからです。

じつは咬合調整というのには保険では診療報酬がないのです。

すればするほど食えなくなる。。

・・ま、それはさておき、

臼歯部はこんなふうに咬んでいて、
まあ、一見正常です。

_MG_6908.JPG

拡大すると上顎の中心咬合位で当たるのはこんなで(鏡像なので、左右逆です)、
3つの斜面にそれぞれ外側からABCと3つのコンタクトという名前が付いています。
この方の場合、ABコンタクトは1つです。

20150901 (14).JPG

下顎はこんな感じ(正像)で、
上顎のABCコンタクトと下顎のABCコンタクトはそれぞれ対応しています。

ここで問題になるのはCコンタクトでこれが強く当たると外傷性咬合を疑います。
なぜなら咬んだ最初はABコンタクトで当たり、
さらに強く咬み込むと歯が外に倒れてCコンタクトが当たり始めるのですが、
これがABコンタクトと同じくらいしっかり咬んでいるように見えるからです。

つまり強すぎる咬合力が常に歯牙に働いている可能性があるように見えます。

_MG_6911.JPG

つづく

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