歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の2次カリエスシリーズ26.03

2017/02/26
 
この記事を書いている人 - WRITER -

50代女性、右上7、自覚症状無し

前回のつづきで、
隣りの6番と同時期の治療ということで、
ついでに再治療をすることにしました。

他院での15年経過症例です。

技工物のできは普通ですが、

IMG_7222.JPG

除去してみると、セメントはすでに崩壊していて、
実質的にダツリしていました。
冠の内面は汚れています。
外した時、虫歯の匂い(硫酸塩還元細菌が代謝する硫化水素?)がしたそうです。
しかし、ひどい2次カリエスはありません。

IMG_7227.JPG

形成はとても上手で、丁寧な仕事をされています。
教科書に載せても良いような、
ディープ・シャンファーで、
スムーズカットのバーで表面仕上げがしてありました。
セメントは崩壊していても、すき間が少ないので、
2次カリエスを免れていたように思います。

やはり好気性菌が生息できる程度のすき間がないと虫歯は進行し難いようで、
このことが虫歯は感染症であると長年信じられている原因と思われます。

しかし、僕は虫歯は電気化学的な金属腐食と同じカテゴリーに属すると考えていますので、
細菌の出入りというよりは電解質の出入りや電極(この場合金属冠と歯質)が電気的にショートしていないと見なせるか?
ということが虫歯を進行させる要因と考えます。

IMG_7226.JPG

形成は前装冠ですので、ショルダーです。

IMG_7232.JPG

クリアランスはこれくらいは必要です。

IMG_7233.JPG

つづく

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© I歯科医院の高楊枝通信。 , 2015 All Rights Reserved.