歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の何やっているの?シリーズ245.01

2017/03/20
 
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40代女性、右下56残根、自発痛-

この時の続きで、これでも治療途中です。

レントゲンでは歯根尖に病巣があるように見えるし、
治療困難で抜歯か、
保存するとしてもエンド治療は必須というのが西洋歯科医学の常識です。

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でも、そんな悠長なことがもう出来なくなりつつあるというのが今の日本の現実です。
これから社会状況はもっと悪くなる方向でしょう。

この方の10年間には、離婚、2人の子供を連れての再婚、3人目の出産・・
はっきり、「困窮しているので、治療費も出せないかもしれない、」とおっしゃいました。

拡大画像を見ると、たとえ自ら選んだ結果だとしても、心が痛みます。

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局所麻酔下で歯肉息肉を除去すると、
状況が見えてきました。

_MG_4902.JPG

エナメル質が残っている6番は軟化象牙質を取って行く過程で
エナメル質がチッピングしました。
5番の破折部分も除去しました。

それでもなんとか歯根面に新鮮面を確保して、

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根管は触らずα-TCPセメントで覆とうしました。
根部歯髄の失活、生活の有無はじつは確認する必要はないことが分りました。

_MG_4910.JPG

CRでラウンドコアを築成し、歯周病治療が終わるまで経過観察。
西洋歯科医学的にはこんなことをすると痛くなるというのが常識ですが、
一定の条件を満たせばそうではありません。
それは企業秘密なので公開できませんがw

_MG_4913.JPG

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