歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

歯周病対策。 (2)

2017/02/26
 
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5)4回でお送りした歯周病解説シリーズ、
最後までお読み下さいましてありがとうございました。

歯周病は自覚症状なしに進行し、
歯茎から出血しやすい、口臭が気になる、咬むとき軽い違和感がありしっかり噛みにくい、、、
などの軽い症状ですら、、
もう歯周病は、かなり進行してしまっている、、、
ということがお判りになられたと思います。

歯ブラシも薬剤もなかなか届かない、4mm以上の深い歯周ポケットの底で繁殖しているばい菌・・・
ばい菌がいるかぎり、暴走を続ける免疫系・・・

では、どうするか?
原始的に、ばい菌を物理的に排除します。
つまり、ばい菌を”掻き出す”わけですが。

そこでまた問題が、、、。
狭くて深い歯周ポケットの中で派手なアクションは出来ません。
周りの組織を傷つけてしまうので。
手用の器具が様々あるのですが、術者の知識と技量とをもとに
見えない部分を想像力を膨らませて”見る目”が必要。
熟練にセンスというエッセンスが無いとなかなか思うような結果は出せません。
半年、1年に一度、歯石を取るというのは、
歯を傷つけてしまう危険性も大きいのです。

ところが最近は、あるんですよ、良いものが!!

超音波スケーラーです。
ヒトの歯の根っこの形状を知っていて
歯周組織検査表の数字さえ読めれば、
チ~ッ、、って。
完全にポケットの底までさらう必要もないので痛くないし。
ポケットの底まで1、2mmというところまで届いてさえいれば
超音波がバイ菌の菌体を破壊してくれます。

バイオフィルムの成熟には
2週間から16週間の時間が必要とされていますから
その方の病状によって
1ヶ月に2回から、3、4ヶ月に1回程度まで期間に開きはありますが

歯周ポケット内の超音波洗浄さえきっちりしておけば
歯槽骨の破壊は何とか防ぐことが出来ます。

それでもね、全然歯磨きしないってのは反則ですよ。

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