歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

正常咬合とは? (6)

2017/03/20
 
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18歳男性、開口。

今日は連日の忙しさで疲れ気味。
朦朧としていますので、ちょっとだけ。

歯科医学の教科書的には理想的な(正常な?)噛み合せというのがあって、
その咬合様式に名前が付いていて、
歯や入れ歯を作ったり、
矯正治療をするときの目標にするのですが、

現実には教科書通りの非の打ち所のない噛み合せ、歯並びをお持ちの方にはお目にかかったことはありません。
うちには数千件の画像データがあるのですが、
そのような画像はないのです。

ですからここで供覧することもできません。

つまり正常咬合というのは歯医者の頭の中だけにあって、
現実には存在しないのです。

しかし、多少の不具合はあっても気にしないどころか、
気にもならない方がほとんどなのです。

今日はその不具合の程度が最悪と思われる「開口」の症例ですが、
ご本人は気にしていません。
こんなもんだと思っています。

左右の奥歯の2本づつしか当たってなくて、
前歯はどうやっても当たらず、
アンテリア・ガイダンスのクソもない、
早期接触がそのまま中心咬合位(最大接触位)になっているのですが、

見てくれの問題は本人も気にしてはいても、
機能的な問題は生じていません。

身長190cmの堂々たる体格で、ご飯が食べられないということもありません。

こういう症例というのはかなり多いので、
一体噛み合わせというのはどういうことなんだろう?

と考え込まざるを得ません。

「気になったら、負け。。」

でも、ちょっとしたきっかけで、「TCH:歯列接触癖」が始まると咬合の崩壊が始まります。

例えば、開口でTCHが始まり急性歯根膜炎で痛くて噛めなくなった症例です。
TCHは様々な歯科疾患の背後に存在するやっかいな「歯根膜咬筋反射」の障害なのです。

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201511160003/

右側

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正面

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左側

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