歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の何やっているの?シリーズ250 (9)

2017/03/20
 
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このときの続きで3年前、

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201302040001/

その前はさらに1年前で2012/1/30、

リンクを辿ってみてください。

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201201300000/

で、とうとう暖かい物を口に含みと激痛に襲われ、15分は痛みがつづくというので、
急患扱いで来院されました。

経緯を聞いてみると、
先週の木曜日、お寿司を食べてお酒を飲んで、その晩はナイトガード(就眠時のくいしばり有り)を忘れて眠ってしまった。
で次の朝、暖かい飲み物を飲んだ時以来激痛に襲われる、、ということでした。

で、それは腐敗性のガスが暖かい飲食物で膨張しているのが痛みの原因だな。。と言う判断で、
髄腔に穴を開けてみました。

20160307 (2).JPG

髄角部分は空洞です。かなり前から冠部歯髄は壊死して無くなっていたようです。

20160307 (3).JPG

冠部歯髄は完全に無くなっていたので、

20160307 (4).JPG

抗菌剤入りα-TCPセメントで直覆(?)して、

20160307 (6).JPG

CR充填して経過観察することにしました。

根部歯髄の生活の有無を確認する必要はありません。
なぜならエンド治療でよく言われるデッドスペースを残すと、
そこで細菌が繁殖するとかなんとか。。

それは、うそだからです。
(エンドが得意な先生方>あなたの処置で100%デッドスペースが埋まったと断言できますか?)

むしろ余計な感染を避けるために内部は触らず、充填してしまう方がベターなのです。

たぶんですが、この症例は3年前歯髄症状が出たときから歯髄の壊死は始まっていたが、
辺縁封鎖は破られていなかったので、細菌感染症状は出ていなかった。
で、木曜日の夜、外傷性咬合により辺縁封鎖が破れ、腐敗菌が侵入、腐敗ガスを発生させ、次の日に激痛に襲われた。
歯髄壊死の原因は細菌感染によるものではなく、
咬合性外傷による歯髄塞栓によるものだと思われる。

症状がおさまらない時は通常のエンド治療に進みますが、生活している根部歯髄は触らず直覆します。

#その2時間後に別の件で電話したときに様子を訊いてみましたら、痛みは収まってきました、ということでした。

20160307 (8).JPG

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